新しいものを得ることと旧いものを失うことは等価交換である。 我々には2本の腕しかなく、その腕に抱えられる物事の数は限られている。 何らかの理由で3本以上もしくは1本以下の腕がある人も結局は同じことだ。 何かを抱える腕がある限り、抱えられる何かの数は限られている。 旧いもの、 以前から抱え続けてきたものを心から大切にしていた場合 それをずっとずっと長い時間抱えているとして、そこに澱みは生まれないのだろうか。 新しいもの、 抱えているものをいつも循環させたい場合 旧いものを捨て続け、新しいものを得続けることで歪みは生まれないのだろうか。 今抱えているものがとてもとても大切でずっと抱えていたいと願っていたとしても、それがずっと腕の中にとどまり続けてくれるとも限らない。 「それ」の思いは「それ持ち」知らずであるから。 本日の所感です。 失うことは悲しいけど、それを恐れすぎずにいたい。 かえで
小林楓(シンガーソングライター)の日常に関するなんでもない話を書くところです。たまに大事なことも書きます。