日記らしい日記を書きたいんだけど、朝から晩まで仕事しかしておらず、トピックが何もない。 先日ちょうちょさんに「楓さんて休みの日何してるの?」と聞かれて、休みがないですと答えたときの悲しさったらなかった。 これは忙しいアピールでは決してなく、また厳密には、休みがないのでもない。 休みをつくる能力がないのです。 集中力を持続させる能力、スピード感を持って仕事を終わらせる能力、時間を管理する能力がないのです。 情けなや。 トピックがないなら今日は書かなきゃいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、なんだか文章が書きたくてしょうがない時がたまにあって、それが今夜。 きっと、谷川俊太郎「二十億光年の孤独」を読み始めたからです。 詩が読みたくて、本屋さんでなんの気無しに買ったんだけど この作品って、谷川俊太郎の処女作なんだって。 21歳のときにこの本でデビュー。 私が知る谷川俊太郎ははじめからおじいちゃんの風貌で、 そのおじいちゃんが1952年、21歳のときに綴った言葉を今、読むことができる 21歳の谷川さんの心を、2022年36歳の私が覗いてるんだと思ったら すっごく不思議な感覚になってしまって。 それはきっとこの詩たちに力があるからなんだろうな。 綴じ込められた感情や情熱がずっとそこにあるんだろう。 それを浮き上がらせるための言葉が研ぎ澄まされているんだろう。 言葉って不思議だよなーーーー。 音にもなるし、書かれた文字にもなるし、時を悠々と超えていく。 実体がなくても脳に心に残る。 同じ言葉でも、人によって受け取る意味が違ったりする。 かえで