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8月16日

日記らしい日記を書きたいんだけど、朝から晩まで仕事しかしておらず、トピックが何もない。

先日ちょうちょさんに「楓さんて休みの日何してるの?」と聞かれて、休みがないですと答えたときの悲しさったらなかった。

これは忙しいアピールでは決してなく、また厳密には、休みがないのでもない。
休みをつくる能力がないのです。
集中力を持続させる能力、スピード感を持って仕事を終わらせる能力、時間を管理する能力がないのです。
情けなや。

トピックがないなら今日は書かなきゃいいじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、なんだか文章が書きたくてしょうがない時がたまにあって、それが今夜。
きっと、谷川俊太郎「二十億光年の孤独」を読み始めたからです。

詩が読みたくて、本屋さんでなんの気無しに買ったんだけど
この作品って、谷川俊太郎の処女作なんだって。
21歳のときにこの本でデビュー。

私が知る谷川俊太郎ははじめからおじいちゃんの風貌で、
そのおじいちゃんが1952年、21歳のときに綴った言葉を今、読むことができる
21歳の谷川さんの心を、2022年36歳の私が覗いてるんだと思ったら
すっごく不思議な感覚になってしまって。

それはきっとこの詩たちに力があるからなんだろうな。
綴じ込められた感情や情熱がずっとそこにあるんだろう。
それを浮き上がらせるための言葉が研ぎ澄まされているんだろう。

言葉って不思議だよなーーーー。
音にもなるし、書かれた文字にもなるし、時を悠々と超えていく。
実体がなくても脳に心に残る。
同じ言葉でも、人によって受け取る意味が違ったりする。


かえで

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