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時計の話

私は時計を4つ持っている。



1. すまほの時計。
2. パソコンの時計。
3. 家にある壁掛け時計。
4. 首から下げている懐中時計。

1と2は言わずもがな、時間が狂うことはない。
人間界における大いなるシステムと繋がっているからである。

3と4は逆に、正しい時間を差していることがない。
大いなるシステムが導き出す正しい時間より
5分早いか、10分早いか。

電池と歯車のさじ加減によっては
遅れているときもあると思う。
思うけれど、特に直そうという気はない。

3月にミュージカルに出させてもらったとき、
共演した小学生の女の子が懐中時計を指して、
「なんで時間合わせないの?」と訊いた。

「だいたい合ってればいいからだよ」
と私は答えた。
彼女は腑に落ちないような顔をしていた。

『時間という概念からの脱却キャンペーン』
を謳い始めたのは
いつ頃のことだったったか。
1年よりちょっと前くらいかな。

時計と時間はイコールではない。
時計は機械。
時間は…。

時間はシステム?
人の内にだけあるもの?
人の外にもあるもの?

時間は哲学か。
うーむ。




楓。

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小林楓活動報告所
http://www.kaedekobayashi.com

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