Desperateという英単語があります。 昔「デスパレートな妻たち」というドラマがありましたね。 このデスパレートがDesperateです。 Cambridge Dictionaryでは以下のように定義されていました。 1. Very serious or bad(とてもシリアスに/とても激しく) 2. Very great or extreme(とても激しく/常軌を逸して) 3. Needing or wanting something very much(何かがむちゃくちゃ欲しい、必要としている) He has a desperate desire to be succeed. という例文だと、 「彼は成功に対して、死にそうなほどの欲望を抱いている」 という感じに私なら訳します。 私は自分でつくって歌った曲を販売したり、大好きな曲のカバーをネットにアップしたり、ライブをしたりするようになって、もう随分経つんです。 初めてアルバムを発表してから、実は来年で丸10年です。 この10年、浮かんだり沈んだりイケイケだったりボコボコだったりいろんな時がありましたが、ずっと変わらずに抱いてきたひとつの気持ち。 I want more people to listen to my work and singing desperately. 私はもっと多くの人に私の曲や歌を聞いて欲しいと、死ぬほど思っている。 これです。 desperatre(形容詞)じゃなくdesperately(副詞)になっちゃいましたが、意味に違いはありません。 この思いだけは本当に切実で、浮き沈みやイケイケボコボコは基本これが原因で起きてると言っても過言ではないでしょう。 でも私はこの思いをどう形にしていいのか、どう扱えばいいのか、どう伝えればいいのか、どうしたら受け取ってもらえるのか、この10年わからないままでした。 曲を作ったよ、動画あげたよ、ライブするよ、聞いてね!来てね! くらいしか言えない。言えることがない。 言いすぎてうざがられたら嫌だし、アピりすぎるのカッコ悪い。 言ったところで人は簡単に行動を変えてくれない(=聞いたり、来たりしてくれない)のだから、あまり多く言いたくない。 言って期待した反応がないとヘコむけど、言わないで反応がないならまあ当然だから、その方が傷つかない…と、どこかで思...
小林楓(シンガーソングライター)の日常に関するなんでもない話を書くところです。たまに大事なことも書きます。