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9月17日:トロントの思い出(6)

 再開します。これまでは以下リンクより


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どこまで書いたっけと前回を見返して、そうカラオケバーね!
今はなきSushi Queenの2階にあった場所。
懐かしすぎてYelpのリンクを貼っちゃいました。

Sushi Queenはチャイニーズのご夫婦が経営されてたSushi restaurant。その2階にはカラオケができるバーもありました。
カウンターが5席くらいと、4〜6人掛けのテーブル席が4つくらいのこじんまりとしたスペースで、一番奥には小さなステージがあって。日本のカラオケはカラオケ「BOX」だから、グループごとに個室へ案内されるでしょ?でもこのバーのステージはオープンなのです。そこにいるお客さんみんなの前で歌を歌います。

働くガールズは私を含め5人でした。
トロント暮らしが長い人が3人。結婚されてた人もいたかな?最近ワーホリで来ましたって人は私ともう一人の2人だけで、彼女とは一緒にシフトへ入ることも多く、とても仲良くしてもらいました。
Poolのとても上手な子で、何度も教えてもらったし、お店がなくなってしまったあと彼女が働きだしたPool barへも遊びに行きました。お祭りへも行ったなぁ。恋の話もたくさんしました。私は恋多き女だったので笑 いつも話を聞いてもらっていたし、彼女も当時の彼と大変なことがあったり、新たな出会いがあったりして、そんな話を聞かせてもらったりね。

当時私がとっても恋していた人が来てくれたことがありました。自分から来るような人じゃなかったから、きっとめっちゃ誘ったんだろうな。
居合わせた常連さんが後日「いい顔してるヤツじゃん」と言ってくれました。

勤務期間中に閉店してしまって、働いていた時間は短かったけど、たくさんの出会いと思い出をくれた場所でした。
閉店だよ!みんなお疲れっしたPartyを開いてくれたんだよ。素敵なオーナーだったなぁ。勤務時の賄いも欠かさず出してくれてたしね。

ちなみにライブのMCや配信などでたまに話している「土曜夜のタクシーと激突事件」が起こったのは、このバーでの勤務の帰り道です。

お店があったのはQueen Streetという繁華街のど真ん中で、金土の夜は人もタクシーも往来が多いのです。そんな中チャリで帰路を爆走していた私は、乗客が開けたドアと激突して宙を舞いました。異国の夜空を、翼のない身体で。
「あー、やっちまった」と思いながらぼんやり横たわる私を取り囲み、頭は打ってない?名前は?どこの国からきたの?何歳?彼氏はいる?と質問の連打で意識を引き留めてくれたparty peopleを私は忘れない。優しすぎるだろ。誰かが呼んでくれたAmbulanceを「明日も朝から仕事あるから!!」と意味不明な理由でお引き取りいただいた自分のことも忘れない。錯乱してたんだと思います。


「読んでもらいたい」より「話したい」が先行しているので、読んでてもあんまりおもしろくないかもしれない。すみません。でもなんか、今これを書いておくことが大事なことのような気がするので続けます。
たくさんたくさんのことを端折っています。書いてないこと、書けないこと。ほんとは全部書きたいんだけど。


かえで

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