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7月12日

印刷ついでに晩酌ビールとおつまみを買おう、とコンビニへ出向き、複合機にUSBを挿したりなんだり印刷ボタンを押す段階で、現金を持ってきてないことに気付いた。

現金を対価として支払う必要のある行為に対し、支払うべき現金を持たない私はまったくの無力であった。

複合機にいくつかの命令を与えるも、最終的にその命令を実行し得る現金が欠如した私という虚無は項垂れ、自らに呆れ、ふらふらと缶ビールを2本とおつまみをふたつ(チップス類を2袋)購った。

つまり「ついで」のはずたった「ビールとおつまみを買う」が、家を出た瞬間から家を出る唯一の理由になっていたのだ。

行動に至る意思を持ち、行動の主体であった私が知らない間に、である。

結論を述べると、ビールもつまみもうまかった。
あと印刷するつもりだった文書は手で書き写して事なきを得た。
(もともと書くのが面倒で印刷しに出たのだった)


かえで


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