読んでなかった分のベルセルクを読みました。
36〜40巻。
キャスカにかけられた「呪詛」を解くには、、、
キャスカ自身が記憶と向き合って対決するしかないのかなぁ。
時間が解決することじゃないし、グリフィスに会ったらガッツに会うより余計ドッカンなりそうだし。。
というか、ガッツに会うことで呪詛が心臓を締めつけるというなら、それは触に関する全体的なトラウマっていうより、ガッツへの罪悪感なんじゃないだろうか。
キャスカはガッツを愛してたけど、同時にグリフィスへの複雑な気持ちもまだ胸にあって、全てを裏切ったグリフィスにガッツの目の前で犯された時も、キャスカはエクスタシーを感じてしまっていた描写があったはず。
だから、ガッツに出会った「うわあああ」と、グリフィスに出会ったときになるであろう「うわあああ」は種類が違うような気がするんだよね。
(呪詛=触のトラウマ、じゃないような気がする)
そうだよ、だって最後の欠片となったのは流産した子だった。
あの子はキャスカにとって、ガッツへの罪悪感の塊じゃないのか?
キャスカにかけられた呪詛を解けるのはガッツだと思うんだ私は。。
少なくともグリフィスに会ったら悪化するものだと思いたい。
キャスカを救うのはグリフィスでなくガッツであって欲しい。
もしくは精神科のお医者さん。
ちょっと調べたところ、41巻は出そうな感じがしていますが、
その後のお話は読者の心の中で完結させなければいけない。
ガッツはもうグリフィスへの思いからは解放されてた感があったし(解放されてたのにキャスカがうわああとなってしまったからまたグリフィスを目指すっていう流れにつながっていたのかもしれないけど)、もう戦う必要がなくなったのだから、物語もここで終わりでいいのだと思う自分がいます。
キャスカの呪詛を解くのはガッツなんだから。
でも、エルフヘルムは時間の流れが違うから長くいちゃいけないとか、花吹雪く王とかも「旅のお方」って”一時的にここにいる人”感をやたら出してくるし、三浦先生の中では一行はあの島を出て、その後へも話は続いていたんだろうな。
読みながら、「これを書いた人はもう現世にいない」って、なんかすげぇなぁと思っていました。
もう現世にいなくても、作品を通してその人と繋がることができるというか。。
幽界へアクセスしている感じがした。
かえで
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